日本時間の9月16日(月)、米国の第76回エミー賞で真田広之さん主演の配信ドラマ

「Shogun将軍」が作品賞、主演男優賞など主要18部門を受賞しました。

内容は「関ヶ原の戦い」前夜を描いた壮大な戦国絵巻とのことです。

エミー賞とは米国の優れたテレビドラマに対して与えられる賞で、映画でいえばグラミー賞に相当するものです。

真田さんは2003年の米国映画「ラストサムライ」出演を機に活動拠点を米国に移しました。

真田さんは新聞社の取材に対して「海外作品が描く日本像に疑問を抱き、誤解を無くしたくて渡米しました。」と語っていました。

私も20代後半の1年間、ワーキングホリデービザにてカナダのカルガリーで生活した経験がありますが、日本に関するニュースの際に中国の音楽がBGM に使われていたり、日本の時代劇のシーンで、畳の上を下駄履きで歩いていたりと、トンチンカンなことを多く目にしました。

欧米の人たちからすれば「日本は遥か彼方の見知らぬ国」なんですね。

真田さんは「Shogun将軍」制作にあたり、日本から時代劇専門のスタッフを呼び寄せ、刀や槍の持ち方や障子の開け閉めなどの繊細な所作を一つ一つ確認しながら演技に落とし込んでいったそうです。

また、この作品はセリフの7割が日本語とのことで、そこに英語の字幕を入れたとのことでした。

米国では字幕の作品は珍しいとのことでしたが、これも「本当の日本を伝えたい」という真田さんのチャレンジなのでしょう。私も機会があればぜひ観てみたいです!

※サンケイ新聞記事より引用しました。