本年8月より、週に一度ご来院されて、しんそう療方の施術を
受けておられるYさん(80代女性)のお話です。
Yさんは普段は杖を使用されておりますが、
60代より社交ダンスを始められた、キャリア20年のベテランです。
ダンスを始めた当初よりご自宅から電車で一時間かけて
プロの先生に個人レッスンを受けておられるとのことでした。
80代の今も週に2度のレッスンは継続されているそうです。
Yさん曰く「週に1度だと新しいステップを覚えられないのよ!」
普段のYさんは歩くのもやっとに見え、時々転倒してしまうことも
あるので、ご家族からは心配のあまり
「そろそろにしたら?」という声もあるそうですが、
Yさんは耳を貸しません(笑)
つい先日、ダンスの発表会があり、その時の動画を見せてくださいました。
1曲目は「スタンダード」というクラスで、
ダンスの種類は「ワルツ」。
私たちがイメージするヨーロッパの宮廷でのダンスです。
プロの先生と組んで踊るYさんは、3拍子のリズムに乗って
とても優雅でした。
2曲目は「ラテン」というクラスで、
ダンスの種類は「パソドブレ」。
スペインの闘牛とフラメンコをイメージしたものだそうです。
優雅なドレスからアクティブなファッションに着替えたYさんは
情熱的にステップを踏みます。
時折サッと身を翻すようなターンが
なんともカッコよかったです。
「ダンスを辞めたら人生の楽しみが無くなっちゃう!」とYさん。
そうならないための身体のお手入れとして、
当院での施術を継続してくださっています。
人生では健康が一番。
そして生き甲斐。
この仕事に誇りを持って続けていきたいです。