サンケイ新聞に掲載されていた記事のお話です。
「駒師」というお仕事があるそうです。
将棋の駒を作る職人さんのことだそうです。
あえてAさんとしますが、Aさんは奥様と2人で居酒屋を経営されていました。
3人のお子様にも恵まれた順風満帆の人生でしたが、
Aさんが44才の時に奥様が交通事故で急死。
失意のAさんは居酒屋を畳み、以来15年間で20以上の職を転々とされました。
59才の時にお母さまが要介護状態になり、自宅でできる仕事を探している時に
駒師を知りました。
さっそく入門を決意して、駒師の修行を開始。
駒師歴7年目にして、タイトル戦に採用されるという快挙を達成されました。
羽生善治九段からも「すっきりしていて見やすい」と評されたそうです。
Aさんは現在71才。
Aさんの作品はタイトル戦やA級順位戦、映画撮影、ふるさと納税返礼品(納税額100万円以上)
などなど引っ張りだこの人気だそうです。
「何があっても諦めない心」を大切にして、
これからも頑張っていかれるとのことでした。