9月も半ばを過ぎたというのに残暑厳しい日が続いております。
昨日の夕方のことです。
70歳代と思われる見知らぬ女性が訪ねて来られました。
近所のアパートにお住まいとのこと。
開口一番「実はお願いがあって参りました。」
その方は健康面に問題があり、週に一度お子さんが車で訪ねてきて、
買い物や身の回りのお世話をしてくれているそうでした。
アパートには駐車場がなく、今までは路上駐車で済ませていましたが、
つい先日、駐車禁止のステッカーを張られてしまったとのことでした。
「15000円も罰金をはらいましたよ。」と女性。そんな訳なので、
明日の祝日に子供が来た時に、当院のお客様用の駐車場を使わせてほしいとのことでした。
私が仕事のスケジュールを確認したところ、
その日は自動車でご来院されるお客様はいらしゃらなかったので、
快く承諾させていただきました。
そして更にお話を続けていくと、
息子さんは毎週日曜日の午前10時に来て、
午後8時頃には帰るとのことでした。
女性「お客様が来られる時には車を移動させるので、明日以降も使わせていただけませんか?」
私「いつ頃までですか?」
女性「私がここで暮らしている間です」
私「…」
その女性はあと何年ここで暮らすのか?
1年?5年?10年?
そしてその間、私はお客様が来るたびにその方に車の移動をお願いすることになるのだろうか?
ここまで来ると流石に「ちょっと用心しろ!」と
私の中で危険信号が鳴り響きました。
私ははっきりと申し渡しました。
「明日は使用していただいて結構です。しかしその後はお断りします!」
女性は残念な表情で帰って行かれました。
私はなんだか釈然としない気持ちだったので、
その後にご来院されたお客様に
ことの顛末をお話してみました。
全員一致で「その女性図々しいですね!」
これからはもっと思慮深く物事を判断していきたいです。